2013年8月8日木曜日

はじめてのMendeley(1) 文献がカオスな世界にいるならば

7日の記事で,「k女史が有用な解説をこのブログでしていただけると思います」とご指名いただきました職員KYです。
有用な解説?K女史?と色々ツッコミどころはあるのですが,ひとまず置いておいて,なぜMendeleyを使うことにしたのか?というところから始めたいと思います(ちょっと長いです。すみません)。

 みなさんは文献をどうやって管理していますか?

一昔前なら「コピー機でコピーして,ファイリングしています」という方が多かったですが,電子ジャーナル全盛のこのご時世では,「ネット上で見つけたものをダウンロードしています」
(データベースを検索して電子ジャーナルをダウンロードしたり,googleなどでヒットしたものをダウンロードしたり,いろいろなパターンがありますね)
という方が多いのではないでしょうか。

かくいう私も,図書館員の端くれとして,データベースを検索したり回覧される図書館関係の雑誌を読んだりして,「むむ,これは勉強になりそうだ!後で読もう」と思った論文をダウンロードなりスキャンなりしています。
紙の節約にはなるのですが, 整理しないとフォルダはこんな感じでめちゃくちゃです。
上の方にフォルダがあって,一応分野ごとに論文を分けようとした努力が伺えます。
その下は未整理のPDFファイル達ですが,ファイル名がダウンロードしてきたままのものは何の論文なのやらさっぱり分かりません。

ファイル名に論文名と雑誌名を入れているものが下の方に何件かあるのですが,いまいちパッとしません(この「ファイル名に論文名と雑誌名を入れる」というのも結構大変です。ファイルを開いて中身を確認し,手作業でファイル名を修正・・・忍耐力もなく飽きっぽい私はすっかり疲れてしまいました)。

これでは「文献を管理しています」とは到底言えません。ただ入れてるだけです。そして残念ながら読む気にならないのでファイルを開くこともなく,勉強にもなりません。
もっと簡単に,分かりやすく,「文献を管理しています」という感じにはならないものか・・・

という訳で, Mendeleyを使ってみることにしました。
フォルダに置いてある論文を一括で登録してくれる,と何かで読んだのが一番のキッカケです。

使ってみると,今までよりは断然良くなりました。
でも,気に入った論文をホイホイ入れていけば,後はな~んにもしなくてもいい,というわけでもありません。
次回から,いち利用者の体験として,便利だったことや困ったことなどをお伝え出来ればと思います。
私と同じように,ファイルの管理で困っている方のお役に立てれば幸いです。

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